地理空間加重回帰分析 (Geographically Weighted Regression)

[地理空間加重回帰分析] のワークフロー図


空間的に変化する関係をモデリングするときに使用される局所形の線形回帰である、地理空間加重回帰分析 (GWR) を実行します。

解析するレイヤーの選択


従属変数と説明変数が格納されるポイント フィーチャを含むレイヤー。

マップからレイヤーを選択できるだけでなく、ドロップダウン リストの下部にある [解析レイヤーの選択] を選択し、ビッグ データ ファイル共有データセットまたはフィーチャ レイヤーのコンテンツを参照して選択することもできます。必要に応じて、入力レイヤーにフィルターを適用したり、マップに追加したホスト レイヤーに選択を適用したりできます。フィルターおよび選択は解析目的でのみ適用されます。

モデル化するフィールドの選択


モデル化する観測値とモデル化している値のタイプを含む数値フィールド。

説明フィールドの選択


値の予測に役立つ説明変数 (フィールド) を表す 1 つ以上のフィールド。数値フィールドのみが表示されます。

近傍の決定方法の選択


使用される近傍を固定距離として構築するか、フィーチャの密度に応じて空間範囲の変化を許容するかを指定します。

  • 近傍数 - 近傍サイズは、各フィーチャの計算に含まれる指定した近傍数と相関があります。フィーチャの密度が高い場合、近傍の空間範囲は小さくなります。フィーチャの密度が低い場合、近傍の空間範囲は大きくなります。このオプションを選択する場合、含めたい近傍の数を選択します。この数は 2 ~ 5000 の整数である必要があります。
  • 距離バンド - 近傍サイズは、各フィーチャに対して定数または固定距離です。このオプションを選択する場合、近傍の空間範囲を表すバンド距離を選択します。

近傍フィーチャの加重方法の選択


モデルの空間的な加重を提供するために使用されるカーネル タイプを指定します。カーネルは、各フィーチャと近傍内にある他のフィーチャとの関連性を定義します。

  • Bisquare - 指定された近傍の外部にあるフィーチャには、0 のウェイトが割り当てられます。これがデフォルトです。
  • Gaussian - すべてのフィーチャがウェイトを受け取りますが、ウェイトはターゲット フィーチャから遠いほど、指数的に小さくなります。

結果レイヤー名


作成されるレイヤーの名前。 ArcGIS Data Store に書き込んでいる場合、結果は [マイ コンテンツ] に保存され、マップに追加されます。ビッグ データ ファイル共有に書き込んでいる場合、結果はビッグ データ ファイル共有に格納され、そのマニフェストに追加されます。この場合、結果はマップに追加されません。デフォルトの名前は、ツール名と入力レイヤー名に基づいて設定されます。レイヤーがすでに存在する場合、このツールは正常に実行されません。

[出力の保存場所] ドロップダウン ボックスを使用して ArcGIS Data Store (リレーショナル データ ストアまたはビッグ データ ストア) に書き込むときは、結果が保存される [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定できます。